東洋医学で知る生理前の腹痛・下痢の3つの原因

生理前に腹痛や下痢が起きる原因は、主に3つあります。

1つ目は、食生活の乱れによって、腹痛や下痢が起こるタイプです。これは若い女性に特に多いですが、生理前になると甘いものが無性に食べたくなったり、ドカ食いしたくなったり…と、食生活が乱れがちです。

また、普段からダイエットで極端に食事制限している人なども、生理前になると胃腸の働きが弱くなるので、腹痛や下痢などの症状が現れやすくなります。生理前は、温かいもの、消化の良いものを摂るようにし、冷たい飲み物やアルコール、加工食品などは極力避けましょう。

2つ目は、肝臓がストレスを受けて胃腸の働きが落ちるタイプです。東洋医学では、肝と脾(胃腸)は密接なかかわりがあると考えています。肝の働きが落ちると、胃腸の働きも悪くなります。

生理前にイライラしたり、胸が張ったり、わき腹が痛む人、頭痛が起きる人はこのタイプです。肝のストレスを発散させるため、アロマオイルやハーブティーなど香りの良いアイテムで気持ちを落ち着けたり、適度な運動をしたりするとよいでしょう。

3つ目は漢方的にいう、腎の働きが落ちるタイプです。腎も脾(胃腸)と密接な関係があります。腎臓も胃腸も冷えを嫌う臓器です。生理前はホルモンバランスの乱れにより、腎臓の働きが落ちて体が冷えます。同時に胃腸も冷えるので、下痢や腹痛が起こります。特に40代以降になると腎の働きが急激に低下するので、身体を冷やさないように注意しましょう。腎の働きを補うため、冷やさないこと、疲れすぎないことを心がけましょう。

さらに、急な腹痛に備えた対処方法を頭に入れておくとピンチのときに助けになるかもしれません。

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