その腹痛の原因は過敏性腸症候群かも!?対策法はある?

過敏性腸症候群(IBS)は、日本人のおよそ10人に1人がかかっている病気です。

症状は人それぞれで、「下痢型」は便が柔らかく、急な腹痛に悩まされます。「便秘型」はその名の通り、便が硬くなり、排便が困難になります。下痢と便秘の両方を繰り返す「混合型」、腸にガスが溜まる「分類不能型」の4つのタイプがあります。

ストレスや緊張が原因でこれらの症状がひどくなります。大腸カメラなどの検査をしても異常が見つからない、特効薬がないのが過敏性腸症候群の特徴です。

食べ物に気をつけるだけでも、過敏性腸症候群の症状は軽くなります。お腹が膨れるので脂肪分は食べすぎないようにしましょう。玉ねぎ、セロリ、ニンジンなどはガスが発生しやすいのでなるべく避ける方がよいでしょう。

また、腸が過敏になるのを避けるため、アルコール、カフェイン、喫煙も避けるべきです。食べすぎに気をつけ、腹八分目を心がけてください。

適度な運動は過敏性腸症候群の症状を改善するのに役立ちます。ある研究所で、102人の過敏性腸症候群の患者を対象に、週に3~5日、1回20分~1時間の運動をするグループと、運動しないグループとの違いを観察したところ、3ヶ月後には約半数の人が症状が改善されたという結果になりました。

筋トレやウォーキング、サイクリングなどのスポーツを週に3~5日、1回20分~1時間程度続けてみましょう。適度な運動は、過敏性腸症候群の原因となるストレスを軽減するのにも役立ちます。

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